にじさんじENの3期生「Ethyria」として活躍した狐坂ニナさんは、その落ち着いた声と包容力のあるキャラクターで、多くのファンに「ENのママ」として親しまれてきました。
2023年7月に卒業した後も「中の人(前世)は誰だったのか?」「現在はどこで活動しているのか?」という疑問が静かに語られ続けています。
そこで今回は、彼女の前世として有力視されている配信者の情報や、活動スタイルの共通点について、詳しく紹介します。
狐坂ニナの卒業・引退理由まとめ
- 名前:狐坂ニナ
- 所属:NIJISANJI EN・3期生「Ethyria」
- デビュー日:2021年10月8日(Ethyriaのデビュー日)
- 引退日:2023年7月8日(最後の配信は7月7日、日本時間)
狐坂ニナさんは、神秘的な「天狐」をモチーフとしたキャラクターで、にじさんじENの3期生ユニット「Ethyria」の一員として2021年10月にデビューしました。
英語圏を中心に人気を集めた彼女は、優しく包み込むような雰囲気や落ち着いた話し方から「お母さんキャラ」として親しまれ、デビューから短期間で多くのファンの心をつかみました。
チャンネル登録者は50万人を超え、穏やかな配信スタイルとしっかりとした進行能力、そして仲間との信頼関係を感じさせるやり取りが高く評価されていました。
しかし、日々の配信を続ける中で、彼女自身が抱える「表現者としての葛藤」が徐々に重くなっていきます。
本人の言葉によれば、「自分のパフォーマンスが、自ら設定した理想の水準に達していないと感じることが多くなり、そのことが強いプレッシャーとなっていた」とのことです。
心の負荷は少しずつ積み重なり、ついには活動の継続を困難にするまでに至り、2023年7月8日をもって、VTuberとしての活動を終了する決断を下しました。
引退は突然ながらも穏やかで、感情的な混乱を避けたとても誠実な形で進められました。
最後の配信は多くのファンや同期メンバーに見守られながら行われ、笑いと涙が入り混じる感動的な時間となりました。
引退後は、TwitterやYouTubeなどのSNSアカウントも非公開となり、完全に表舞台から姿を消しています。
狐坂ニナの転生先がMatara Kanと言われている5つの理由
2023年7月ににじさんじENを卒業した狐坂ニナさんはその後、VShojoに所属するVTuber「Matara Kan(マタラ・カン)」に転生したのではないかと多くのファンの間で話題になっています。
両者には声の雰囲気だけでなく、話し方や思考の傾向、趣味嗜好に至るまで複数の共通点が存在し、偶然にしては一致点が多すぎるとする見方が有力です。
- 声・話し方・笑い方が酷似
- 「ニナママ」としての呼称(ママを匂わせる発言)
- ロシア語使用など共通の言語スキル
- 卒業から約3ヶ月後のVShojoデビュー時期
- 赤ワインやテレビ好きなど嗜好の一致
さらに詳しくは、以下より解説していきます。
声・話し方・笑い方が酷似
多くのリスナーが最初に気づくのが、声そのものの酷似です。
Matara Kanが初配信を行った際、英語圏のVTuberファンの間では「ニナの声そのままじゃないか?」というコメントがSNSや掲示板にあふれました。
声質だけでなく、ゆっくり丁寧に話すペース、語尾の和らぎ、さらに感情が高まったときの笑い声までもが狐坂ニナさんに極めて近く、音声の一致度は高いと分析するファンもいます。
特に印象的なのは、リスナーに語りかけるときの柔らかさや、親しみのこもったイントネーション。
この“聴いていて落ち着く話し方”は、狐坂ニナさんが「ENのお母さん」と呼ばれていた理由のひとつでもあり、Mataraにも同様の空気感があります。
声や話し方という要素は個人の特徴が最も色濃く出るため、これだけの共通点があれば転生と考えるのは自然です。
「ニナママ」としての呼称(ママを匂わせる発言)
狐坂ニナさんはファンから“ニナママ”と親しまれ、メンバーからも「ENの母」的存在として慕われていました。
一方のMatara Kanも、配信中にファンから「ママ」と呼ばれることに対して肯定的な反応を見せており、むしろそれを楽しんでいるような発言もあります。
また、Matara本人が「私って面倒見が良いって言われるの」と発言したり、「みんなが元気でいてくれればそれでいい」など、母性的なニュアンスのコメントをよく行うことも特徴的です。
これは単なるキャラ付けとは思えず、ニナ時代に築かれた立ち位置を引き継いでいるように見えるため、ファンの間では「やっぱりニナじゃない?」と強く支持されるポイントとなっています。
ロシア語使用など共通の言語スキル
狐坂ニナさんはカナダ出身で、英語に加えてロシア語の知識があることを以前の配信でも明かしていました。
実際に、にじENでロシア語を軽く使う場面もあり、多言語に対する親しみを感じさせる人物でした。
Matara Kanも、配信中にロシア語のフレーズを自然に使うことがあり、発音にも違和感がないとリスナーが指摘しています。
加えて、「ロシア語話者のリスナーに対する親近感の示し方」や、「多言語ミームへの理解度」なども非常に似通っており、文化的背景や言語センスまで一致している点は偶然とは言い難いものです。
卒業から約3ヶ月後のVShojoデビュー時期
狐坂ニナさんが引退したのは2023年7月8日。
そして、Matara KanのVShojoでの初登場は2023年10月末でした。
この約3か月という時間差は、VTuberの転生準備期間として非常に適切な長さとされています。
モデル制作、ロゴやグラフィックの準備、配信環境の調整など、デビューに向けた仕込みには少なくとも数ヶ月を要するため、タイミングの整合性が高いという点は強い説得材料となります。
さらに、VShojoは所属タレントの自主性を重視するスタイルであることから、にじENの制約から離れて“自分らしく活動したい”と考えた元ライバーにとっては自然な移籍先とも言えるでしょう。
このように「時期」「運営方針」「活動の方向性」が一致している点も、転生説の信憑性を高めています。
赤ワインやテレビ好きなど嗜好の一致
狐坂ニナさんは、配信内で「一日の終わりに赤ワインを飲みながらテレビを見るのが幸せ」と話すなど、リラックスした嗜好がたびたび語られていました。
こうした“くつろぎの時間を大切にする価値観”は、彼女の人柄を象徴する要素でもありました。
一方、Matara Kanも配信内で「ワイン好き」「ドラマを一気見するのが好き」「お気に入りのテレビ番組がある」といった発言を行っており、生活スタイルや趣味が驚くほど一致しています。
さらに、ファンから「あなたってまるでニナみたい」と言われた際に曖昧に笑って否定しなかったというエピソードもあり、これらの嗜好の一致が偶然とは思えないという声が多く聞かれます。
狐坂ニナの転生先と言われているMatara Kanさんのプロフィール
- 性別:女性
- 所属元:VShojo→現在はインディペンデント
- デビュー日:2023年10月15日(Twitch)
- 誕生日:2月4日(みずがめ座)
- 身長:約181cm(5′11″)
- 使用言語:英語、ロシア語、ウクライナ語、フランス語
- ファンの呼称:Momos
- 特技・趣味:赤ワイン、スパイシー料理、テレビ鑑賞、長い散歩、読書、入浴
- 嫌いなもの:ハードワーク、睡眠不足、PCトラブル、掃除、ホラー、ジャンプスケア
Matara Kanさんは「世界一のレジリエントVTuber」を自称し、高身長(約181cm)、多言語能力、落ち着いたトーンと“ママ的包容力”が大きな特徴です。
VShojoに所属していた期間中は、共感を呼ぶお母さんのような語り口と“虫系”キャラクターのユニークな演出で多くのファンに愛されました 。
また彼女は英語、ロシア語、ウクライナ語、フランス語を話す4か国語話者で、その語学的バックグラウンドが配信内容に深みを加えています 。
趣味には赤ワインやスパイシー料理、テレビ鑑賞、読書など、“おとなのリラックス時間”を大切にする嗜好が多く、これはファンからの親しみや安心感にもつながっています 。
彼女の配信スタイルには、安心感・包容力と少しの「悪戯っぽい毒っ気」が両立しており、お母さんキャラでありながら時には、サディスト的なユーモアも見せるギャップが魅力的です 。
まとめ
狐坂ニナさんの転生については、いくつかの共通点やファンの考察から、特定の転生先がささやかれています。
声や話し方、多言語スキル、趣味嗜好に至るまで共通点は多く、「またどこかでニナさんに会えるのでは」と希望を抱くファンも少なくありません。
彼女が残してくれた数々の言葉や、あたたかな配信の空気、仲間たちとの信頼に満ちたやり取りは、今もなお多くのファンの心に生き続けています。
たとえ姿や名前が変わっても、あの優しさや強さがどこかで誰かの支えになっていると信じたいものです。

